産後の疲れやすい症状の原因は、もしかしたら貧血が原因かも?

貧血と判断される数値

女性は毎月の月経などにより貧血気味の人が多いと言われていますね。

正常値と言われるヘモグロビン濃度は非妊娠時の女性で12~15g/dl程度と言われ
貧血だと判断されるヘモグロビン濃度は非妊娠時の女性で12g/dl未満
妊婦さんや産後のお母さんの場合は11g/dl未満で貧血だと判断されます。

産後のお母さんは母乳を出すことで貧血が酷くなる場合も多く
また出産時の出血により貧血を一時的に患うこともあります。

輸血をする基準値は、7g/dlを目安としていることが多いようです。
もちろんヘモグロビン濃度だけで輸血の有無が決まるわけではなく
それぞれの状況や、症状を見ての判断となります。

なぜ産後は貧血になりやすいのか

・妊娠中からの貧血が改善されてない
・出産時の出血
・授乳
・育児へのストレス・不安
・寝不足

妊娠すると体重が増え、赤ちゃんの血液を確保するために
お母さんの血液量は増えます。

この時にヘモグロビンの量も増えれば問題ないのですが
ヘモグロビンの量が増えずに血液量だけ増えてしまうと
ヘモグロビンが薄くなった状態になり鉄欠乏性貧血を起こしやすくなるんですよ。

鉄欠乏性貧血と判断されれば錠剤等が処方されますが完治しないままだったり
そこまで行かないものの薄くなった状態が改善されないまま
出産してしまうと産後の貧血へと繋がってしまうんですね。

出産時にはもちろん出血が伴います。
平均的な数値で言えば300~500ml程度の出血だと言われていますが
多い人だと1000ml以上も出血してしまうこともあるようです。

この時失われた血液はすぐには元に戻りません。
そうなると体内の血液が少なくなり貧血を発症しやすくなるんですね。

母乳はご存知の通り、お母さんの血液を主成分にしています。
「白い血液」と呼ばれるくらいですからね。

血液が主成分ですから血液量が必然的に減ってしまいます。
また、鉄分は優先的に母乳へ移行されるので
お母さんの身体は鉄分が不足しがちな状況になるんですよ。

育児ストレスや、育児の不安は交感神経を刺激し
自律神経のバランスを壊してしまいます。

交感神経が刺激され続けると、アドレナリンが強く出るようになり
身体全体の血管を収縮させてしまいます。

結果、血液の流れが悪くなり酸素が体内に行き渡らなくなり
貧血を発症してしまいます。

赤ちゃんのお世話が始まると、昼夜問わずの授乳から
お母さんは必然的に寝不足になります。

寝不足状態が続くと慢性的な疲労からめまいや頭痛を起こし
貧血を発症することがあるんですよ。

貧血になってしまうと出る症状

貧血を発症してしまうと

・10分程度歩いただけで疲れる
・すぐに息切れしてしまう
・めまい
・頭痛
・口内炎ができやすくなる
・倦怠感
・顔色が悪くなる
・抜け毛が増える
・母体の回復が遅れる
・母乳が出にくくなる
・立ちくらみを起こしやすくなる

などの症状が現れてしまいます。

母乳育児中のお母さんは特に貧血を発症すると
母乳の出が悪くなりますから注意が必要ですね。

立ちくらみや目まいの症状は
赤ちゃんを抱っこする機会の多い場合
赤ちゃんを危険にさらすことになりますので注意が必要です。

顔色が蒼白になっていたり、唇がプールの後の紫色のようになっている場合は
かなり数値が下がってしまっている可能性が十分考えられます。

育児に必死になっていると、鏡をじっくり見る機会が減ってしまいますので
なかなか顔色や唇の色の変化に気づかない人も多いでしょう。

なので、できれば毎日鏡を覗いて
自分の顔色や唇の変化にも注意をはらうと良いと思います。

貧血は母体の回復そのものにも影響します。
「育児は体力勝負」とよく言われていますので
貧血の症状がある場合は早めの対策が肝心です。

もし貧血かな?と思った時は

・医師の診断を仰ぐ
・バランスを考えた食事を摂取する
・無理をしない
・ストレス発散を心がける
・サポートが受けられるときは積極的にお願いする
・漢方やサプリメントを摂取する

自分で出来る対処方法として一番お手軽なのは
無理をしないことと、サプリメントや漢方を摂取することでしょう。

本来なら食生活を改善して貧血を予防/改善するのが一番ですが
産後のお母さんにとって「バランスのいい食事を毎食取る」というのは
実際難しい面が多いですよね。

もちろんサプリメントや漢方を飲んでいるからと言って
食生活を蔑ろにしていいわけではありませんが
きちんと食べられない事が多い場合は一番お手軽な改善方法です。

ストレスが産後はとても溜まりやすく
発散するのもなかなか難しいお母さんは
お気に入りの香りがするハンドクリームがおすすめです。

ハンドクリームは肌につけるものなので
成分そのものが優しいものが多く
そのまま赤ちゃんに触れても安心できます。

サポートが受けられる場合には積極的にお願いしましょう。
少しでも身体と心を休ませることを優先して
常に張っている緊張状態を緩和させましょう。

貧血の症状に改善が見られない場合や
悪化が見られる場合にはすぐに病院に行って
医師の診察を受けましょう。

授乳中であっても飲める薬はありますし
市販のものより効果が出るのが早いです。

疲れやすい状態が続くと非常に辛い、産後受診するなら何科?

産後の疲れの原因

産後の疲れの原因として考えられるのは

・睡眠不足
・ホルモンバランスの乱れ
・慣れない育児でのストレス
・授乳による栄養不足
・食生活の乱れ
・周りの人の過干渉/放任/無関心

など多くの原因が考えられます。

昼夜問わず数時間おきに授乳をしているお母さんは
どうしても寝不足になりがちですね。
またホルモンの分泌量によっては不眠を引き起こす場合もあります。

産前産後はホルモンバランスの分泌量が増減しやすく
体調不良の原因にもなりやすいです。

新しい環境に入れば誰しもがストレスを感じると思います。
それが小さな命を育てるという責務の場合
そのストレスはかなりのものとなるでしょう。

授乳中はお母さんの体内からどんどん栄養素が奪われていきます。
そんな中で食生活が乱れると栄養が不足し
身体に変調をきたします。

1日の授乳の消費カロリーは
1時間休憩なしで平泳ぎをし続けた時と同じだと言われます。
しっかりとカロリーと栄養を補充するようにしましょう。

慣れない育児をしている中で
身内の人が過干渉だったり無関心だったりすると
お母さんは強い不安に襲われる原因になります。

産後の不調は様々

産後のお母さんは3種類に分けられると聞いたことがありますか?
・産後も産前と変わらない人
・産後は産前よりも強くなる人
・産後は産前よりも虚弱になる人

変わらなかったり、強くなる分にはいいですが
虚弱になってしまうと本当に大変ですよね。

産後現れやすい症状としては

・何となく体がだるい/重い
・すぐに疲れる
・寝ても疲れが取れない
・風邪を引きやすくなった
・微熱が続く
・頭痛
・肩こり
・不眠
・吐き気
・めまい
・口内炎ができやすい
・食欲不振
・腹痛
・腰痛
・腱鞘炎
・足の引きつり/むくみ
・肌荒れ
・精神的なイライラ
・気分の浮き沈みが大きい
・抜け毛が増える

など様々な症状がでます。

1年ほど経てばおさまることが多いですが
日常生活に支障をきたすほどの体調不良だったり
長引く場合などは早めに病院を受診することをおすすめします。

特に不意に襲ってくる目まいは
子供を抱っこしていたりすると大変危険です。

受診するとしたら何処に行けばいいの?

産後、体調不良が続き病院の受診を考えた時
何科を受診すればいいのか悩みますよね。

下記にそれぞれの科の特徴などを
まとめてたので参考にしてくださいね。

・産婦人科
 里帰り等でなく出産された病院が近隣の場合
 妊娠中から通っていることを考えると
 一番相談しやすいと思います。

・心療内科
 出産した病院が遠い場合や、肉体的な疲労よりも
 イライラする、気力が出ないなどの精神的な異常を強く感じる場合は
 心療内科が良いと思います。

・甲状腺外来/内分泌外来
 体重が減りすぎる/増えすぎる、脈が速すぎたり/遅すぎる、いらいらしやすくなった
 汗が多くなった/少なくなった、抜け毛が酷い、疲れやすい、ぼーっとするなどの症状がある場合は
 甲状腺の異常が考えられるので甲状腺外来/内分泌外来が良いと思います。

・漢方外来
 薬を飲むことに抵抗を感じる人やホルモンバランスを整えたい方
 病院に行くのはちょっと気が引ける人は
 漢方を飲んで様子をみるのもいいと思いますよ。

・女性専門外来
 婦人病など女性を専門にした外来で、プライバシーを重視した外来です。
 全国的にはまだ珍しいですが女性の病気に特化しているので安心して相談できますよ。

・母性内科
 こちらもまだ全国的には珍しい科ですが、妊娠/出産に特化した科で
 産後のお母さんのケアにも特化しています。
 ホルモンや代謝、免疫系全ての相談を受けてくれます。

不調を「自分の努力が足りないからだ」と思わない

産後の体調不良は、ホルモンバランスが強く関係している事も多く
甲状腺機能障害の場合などもあり自力で何とかできるものではありません。

決して怠けてるわけでもないですし
だらけてるわけでもありません。

育児が大変なのはみんな同じ!
頑張れて当たり前!ということはないのですよ。

心や身体が弱っているとどうしても、自分を責めがちになりますが
自分を労わることを忘れないでくださいね。

産後に体調不良になり、
育児も家事も思うように出来なくなるお母さんは珍しくありません。

特に元々元気だった人の場合
急にいろんなことが出来なくなったり
常に体調不良であることに強いストレスを感じる傾向にあります。

なぜできないのかと不安になり
自分はダメな人間なんじゃないかと責めがちになってしまうでしょう。

でもそれは、自分が悪いわけではなく
ホルモンの分泌などによる原因がほとんどなんですよ。

病院に何度も通うのは、小さい赤ちゃんがいるお母さんにとっては負担になり
病院へ行くのを躊躇してしまう人も多いでしょう。

お父さんや身内の助けがあればいいですが
そういった支援が受けられない場合
キッズルームのある病院を選んだり、一時保育を利用して乗り切りましょう。

お母さんの体調が悪いままでは、育児は人一倍大変になってしまいます。
お母さんがまず心身ともに健康状態になることを考えましょうね。

一生懸命頑張っているからこそ辛いことも多いのです。
一人で抱え込む必要は何もないのですよ。

疲れやすい産後には授乳中でも安心して飲める漢方がいいの?

疲れやすい産後、体と心のの不調を治すには

・まずは自分の症状を知ろう。
・漢方薬の特徴
・漢方薬の効き目

まずは、自分に合うのが
「漢方」なのか
「サプリ」なのか
「病院」なのかを知りましょう。

漢方が合う人
・心と身体と両方に不調がある人。
・体質改善したい人。

サプリが合う人
・気軽に摂取したい人。
・欲しい栄養素がはっきりしている人。
・心の不調が主な人。

病院が合う人
・症状がかなり進行している人。
・うつ病が疑われる人。

漢方薬の特徴としては、自然成分なので授乳中でも安心して飲めること。
身体への負担が少なく、症状改善後薬を止めても症状が再発しにくい点があげられますね。

また漢方薬はいくつもの種類を調合して、薬を作るので1つの種類だけでなく
総合的な効果が期待できます。

効き目の目安としては2週間ほどだと言われていますよ。
早いものだと1・2時間で効果が出るものもあるようですが
2週間は飲み続けるといいでしょう。

2週間飲み続けても、変化が感じられなければ
「合わない」と判断して良さそうですね。

漢方はアレルギーが出にくいと言われていますが
中にはアレルギー反応が出てしまう人も居ます。

飲み始めて異変を感じた場合は
漢方外来等で相談してみましょう。

漢方専門の薬局での購入が望ましいですが
ドラックストアなどにも置いてある場合があります。

他の薬に比べて母乳への影響は少ないと言われている漢方ですが
心配な場合はお医者さんに相談しましょう。
(持病のある人は要相談)

産後の疲れに効く漢方

産後疲れの理由は血の巡りが悪いことによることが多いと言われています。
体力低下や疲労感が強い場合には、それを補う漢方を選ぶといいでしょう。

・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
 気力と体力を補います。
 血行を促進させ、冷え性や貧血を改善させる効果があります。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
 胃腸の働きを良くし体力回復が見込めます。
 体の疲れ、こじれて長引く風邪、食欲不振などに効果があります。

・人参養栄湯(にんじんようえいとう)
 産後や病後の疲労回復によく使われる漢方です。
 手足の冷え、食欲不振、貧血、虚弱体質などに効果があります。

産後疲れでイライラや不安感に襲われる時に効く漢方

肉体的な疲労より、精神的疲労が強く
イライラや不安感に襲われる時には気を補う漢方を選ぶとよいでしょう。

・加味逍遥散(かみしょうようさん)
 更年期障害、月経異常などの場合によく用いられます。
 頭痛、めまい、不安感、うつ症状、イライラなどに効果があります。

・抑肝散(よくかんさん)
 感情や神経のコントロールを助ける漢方です。
 イライラ、怒りっぽさ、不眠、寝つきの悪さなどに効果があります。

・女神散(にょしんさん)
 のぼせや血行の改善、熱を冷ます効果がある漢方です。
 産前・産後のイライラ・不安感・不眠、自律神経失調症などに効果があります。

乳腺炎を繰り返す時と母乳が出にくい場合に効く漢方

乳腺炎はストレスや、甘いもの脂っこいものの食べ過ぎで
母乳が詰まってしまった時になりやすく
乳腺炎になると幹部が熱を帯び強い痛みを覚えます。

・葛根湯(かっこんとう)
 乳腺炎だけではなく授乳中や妊娠中風邪気味の時などに
 処方されることの多い漢方の1つです。

・十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
 皮膚に溜まった膿を排出させる効果に優れています。
 葛根湯よりも効くと言われる漢方です。

母乳が出にくい場合は、お母さんの身体に十分な血液が足りてない、
強いストレスや育児の不安などの気持ちの部分が問題で
出にくくなっていると漢方医学では考えます。

・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
 貧血、冷え性、めまい、のぼせ、更年期障害などに効果があります。
 顔色が悪く、詰めの色が薄かったり割れやすい等の症状がある場合は効果が期待できます。

・逍遥丸(しょうようがん)
 疲れやすく精神不安などの神経精神症状、冷え性、血の道症、不眠など
 月経、妊娠、出産、産後、更年期等の女性ホルモンの変化に効果が期待できます。

一人で抱え込まない事も大事

漢方やサプリだけで育児疲労を完全に取り除くことは難しいでしょう。
一番身近にいる家族が、お母さんの心と身体の疲労を理解してあげることが一番の薬です。

産後うつやマタニティブルーと言う言葉が存在することからもわかるように
出産前後の女性ホルモンの分泌は変化が激しく
身体だけでなく精神状態もとても不安定になりやすいのです。

産後、妻が冷たくなったとか性格がきつくなったとか愚痴を言う男性もいますが
好きでそうなってるわけではなく、ホルモンバランスによるものだと理解が必要でしょう。

非妊娠時には、笑って許せていた言葉や態度でも
妊娠・産後には、笑えなくなりそれが原因で離婚となるケースも実際多いんですよ。

産後、どうしてほしいのか・なにをしてほしいのかは
それぞれ違うという事を念頭に置いて
お母さんに直接聞くことが大事だと思います。

どんなにいい漢方に出会っても
どんなにいいサプリに出会っても
どんなにいい病院に出会っても

子供の父親であり、一番身近にいる旦那さんの理解と協力がなければ
お母さんの精神的・肉体的疲労は改善されません。

またお母さんも自分一人で抱え込まずに
吐き出すことが大事ですよ。

疲れやすい産後におすすめのサプリはある?何を選べばいいの?

サプリメントの必要性

・産後は満足な食事がとれない
・頻回授乳で睡眠不足になりやすい
・授乳による栄養素の不足

産後はどうしても満足な食事をとることが難しくなります。

疲労が蓄積されていて料理を作る事すら辛いと感じたり
赤ちゃんを常に抱っこしていることが増える為
料理を作る時間が満足に取れない人も多いでしょう。

退院後、お手伝いしてくれる人が身近にいればいいのでしょうが
そういった頼れる人も居ない状態だと食事が疎かになりがちですよね。

生まれたばかりの赤ちゃんは授乳の回数がとても多いです。
1日に15回ほどの授乳を必要として昼夜問わず1時間半ごとくらいに
授乳が必要となります。

そうなるとお母さんはゆっくり寝る時間を確保することが難しくなり
慢性的な睡眠不足になりがちです。

また授乳により栄養素を母乳に取られるために
お母さんの疲労を回復する栄養素が不足しがちになるでしょう。

サプリメントはそういったお母さんの心強い味方になってくれますよ。

葉酸

・1日に必要な摂取量は340μg
・葉酸は調理段階で失われやすい
・食品からは含有量の50%しか吸収されない
・母乳の出をよくする
・子宮回復にも効果大

妊娠中から葉酸を取るように気を付けて来たお母さんは多いでしょう。
実は産後も葉酸はとても大事な栄養素の1つなんですよ。

成人の男女が必要とする葉酸の量が240μg程度
妊婦さんが必要とする葉酸の量は400μg程度
授乳中のお母さんが必要とする葉酸の量は340μg程度と言われています。

ほぼ妊娠中に必要とする量と大差のないことがわかりますよね。

ほうれん草やブロッコリー、納豆やレバーに多く含まれる葉酸ですが
葉酸は熱と水に弱い為、加熱調理や茹でたりすると葉酸が失われてしまいます。

また吸収率自体も50%程度しかなく含有量すべてを摂取することは難しいのが現状です。

葉酸の効果として血液を作り出す役割があり
血行も良くなるため、母乳の出が良くなるとも言われているんですね。

葉酸によってしっかりと母乳が作られるようになっていると
母乳を吸われることで分泌されるオキシトシンが沢山分泌されることから
子宮の回復にも効果大なんですよ。

鉄分

・鉄分の主な働き
・産後は鉄分不足になりやすい
・鉄分不足になると様々な症状がでる
・鉄分不足を解消するには

鉄分は免疫力や記憶力を上げたり
酸素を体内に行き渡らせる働きがあったり
冷え性の予防にも重要な役割をはたします。

非妊娠時でも女性には月経があり
鉄分不足になりがちですよね。

出産を経験すると月経とは比べ物にならないほどの出血をします。
更に授乳をすることで鉄分はどんどん失われて行ってしまいます。

鉄分不足になると身体を休めてもなかなか疲れが取れなくなったり
口内炎や風邪になりやすくなりますよ。
その上フラフラしやすくなり赤ちゃんを抱っこしたまま倒れてしまったりしたら危険ですね。

鉄分不足解消には、鉄分の多い食材を取ることが最も重要ですが
鉄製の鍋を使ってみたりよく噛んで3食食事をとる事や
炭水化物を摂取することで改善されることもあります。

カルシウム

・授乳中のお母さんほどカルシウムが必要
・女性の骨粗鬆症の原因は授乳中のカルシウム不足が原因
・カルシウムを効率よく摂取するには

授乳中、一番不足しやすいと言われているのは
実はカルシウムなんですよ。

成人女性が1日に必要とする摂取量は600mg~700mg程度必要だと言われていますが
毎日きちんと摂取できてる女性は少なく平均で1日約124~224mg不足していると言われているんですよ。

授乳するということはすなわち、お母さんの骨などから出たカルシウムが
母乳を通して赤ちゃんの骨を丈夫にするんですよ。

ということはしっかりとカルシウムを取っておかないと
お母さんの骨は脆くなりスカスカの状態になってしまうんです。

女性の骨粗鬆症の原因はここにあるとも言われているんですよ。

カルシウムを多く含む食材としては

・乳製品
・小魚
・豆製品
・乾物
・海藻類

などがあげられます。

牛乳には100g当たり110mg
プロセスチーズには100g当たり630mg
めざしには100g当たり180mg
うずら豆には100g当たり113mg
切り干し大根には100g当たり540mg

またカルシウムを効率よく摂取するためには
マグネシウムとビタミンDが必要になります。

マグネシウムはクルミなどのナッツ類
海苔や昆布などの海藻類に多く含まれています。

ビタミンDは鮭やサンマ・サバなど脂肪分が多い魚に多く含まれています。

ところが海藻類にはヨウ素が多く含まれるため
大量に食べると甲状腺の機能に支障をきたす場合もあり注意が必要です。

産後は特に甲状腺ホルモンの数値に変動が大きく出やすい為
過剰にヨウ素を取ると症状が悪化する可能性が高くなります。

毎日の食事だけで摂取するのは至難の業

毎日の食事で葉酸・鉄分・カルシウムをきちんと取ろうと思っても
なかなか難しいのが育児中のお母さんだと思います。

栄養を考えた食事を取りたくても
慢性的な睡眠不足に頻回授乳
常に抱っこしてないと泣いてしまう赤ちゃん。

赤ちゃんの為にバランスのいい食事を取りたいのに
その赤ちゃんが邪魔をするように泣き
お母さんは心身ともにヘトヘトになってしまいますよね。

食事に気を付けつつ、サプリメントも上手に使って
自分の身体と赤ちゃんの為に健康な身体を作りましょう。

産後に疲れやすいのは、もしかすると甲状腺機能異常のせいかも

産後の甲状腺機能の変化

・妊娠中は自己免疫機能が低下する
・出産することでリバウンド状態となる
・産後疲れと勘違いされやすい
・甲状腺ホルモンは身体全体に作用する重要なホルモン

女性は妊娠・出産・授乳を経験していく間
甲状腺ホルモンの分泌が
減ったり増えたりすることを知っていますか?

妊娠中はお腹の赤ちゃんを育てる為に
お母さんの「自己免疫機能」が下がっています。

これは間違って赤ちゃんが異物として認識され
免疫反応によって排除されることがないようにと
赤ちゃんを守るために起こる現象です。

ところが出産して赤ちゃんが外に出てしまうと
この自己免疫機能がリバウンド状態となり
甲状腺ホルモンが過剰に出てしまう状態となるんですね。

甲状腺から出るこのホルモンは女性の健康を左右する
重要な働きをするホルモンなんですよ。

あまり知られてはいませんが
出産後の女性20人に1人は
この甲状腺に異常が現れると言われています。

産後は疲れがなかなか取れなくなったり
疲れやすくなったりするので
見落とされがちな病気なんです。

1か月健診時に全てのお母さんに
血液検査を行うべきだと提唱する先生も最近は増えてきているそうです。

甲状腺の役割は身体の代謝を上げるホルモンを作り出す臓器で
首の前の方、のどぼとけのすぐ下にある臓器です。

甲状腺ホルモンは全身の細胞に作用する重要なホルモンなんですよ。
このホルモン調節が上手く行かなくなると全身にいろんな症状が出てしまいます。

時期がくれば自然と落ち着くことが多いので
育児疲れかな?くらいにしか思わず
見過ごされがちなんですよ。

また産後うつと間違われることも多く
適切な判断がされないまま
辛い時期を過ごさなければいけないお母さんも少なくありません。

甲状腺ホルモンが多すぎる

産後1~3か月ごろによく見られ
症状としては食欲増加・暑がり・頻脈・体重減少・イライラ
神経過敏・疲れやすい・多汗・不眠等の症状が見られます。

食べても食べても体重が減り続けるのを
授乳のおかげだと喜んでいる人も居るでしょう。

でも実は、甲状腺ホルモンの分泌が多すぎる為
食べても食べても消費カロリーが追い付いていないという事も考えられます。

産前に比べ、産後暑がりになり多汗気味になっていても
妊娠中体重が増えたからかしら?とか
赤ちゃん抱っこし続けているからきっと暑いんだわなどと思ってしまうことも多いのです。

神経過敏やイライラも慣れない育児に四苦八苦しているお母さんにとっては
まさかそれが病気のサインであるという事はあまり考えませんよね。

疲れやすさや不眠も、産後1~3か月と言えば
まだまだ育児に不慣れで、授乳やミルクの回数も多く
ゆっくり夜寝れる生活とは程遠いので当たり前だと思い込んでしまうお母さんも多いでしょう。

甲状腺ホルモンが少なすぎる

産後3~8か月ごろによく見られ
症状としては1~3か月時に見られた症状の真逆の症状が見られます。

寒がり・体重増加・無気力・気落ちする・疲れやすい
便秘・浮腫み・抜け毛等の症状がみられます。

5・6か月になると離乳食が始まり
授乳の回数も減ってくる人も多いでしょう。
そうなると体重増加は授乳の回数が減ったからだと考えてしまいがちです。

3か月を過ぎると一日中抱っこしていなくても
赤ちゃんが機嫌よく一人で過ごしてくれる時間が増える事もあり

元々冷え性が多い女性の場合は、寒がりになったとしても
「元の冷え性に戻った」くらいにしか思わない人も多いのです。

無気力や気落ちした状態も疲れの延長だと感じるお母さんが多く
病気かな?と感じても「産後うつ」を疑ってしまい
甲状腺の病気だとは考えない人が多いでしょう。

便秘や浮腫みも女性に多くみられる症状の為
それが病気であるとは直結しにくいのが現状です。

産後は抜け毛が増えるというのも
よく聞く話で、かなりごっそり毎日抜けるようになるので
それだけで病気を疑うことは少ないでしょう。

ホルモン分泌が多すぎても少なすぎても
現れる症状があまりにも産後見られやすい症状なので
病気だとは気づかずに生活しているお母さんも多いはずです。

また出産による一過性のモノだと1年くらいで落ち着いてしまうので
知らないうちに治っているという状況になりがちなんですよ。

検査方法と治療法

検査方法は血液検査だけなので簡単に済みますよ。

・FT4(遊離サイロキシン)
・FT3(遊離トリヨードサイロニン)
・TSH(甲状腺刺激ホルモン)

の3つの数値を調べることで判別が可能です。

また、最近の研究結果では
身内に甲状腺異常が見られた場合
遺伝する可能性があるという研究結果も出ています。

身内に、バセドウ病や橋本病を経験した人がいるお母さんは
積極的に病院を受診する方がいいでしょうね。

どこの病院に行くべきか悩んだ場合は
「内分泌科」を受診しましょうね。

病気の確定がされれば投薬開始となりますが
授乳中でも問題のないお薬を出してもらえるので
安心してくださいね。

産後の甲状腺機能の変動は一過性のため
時間が経てば落ち着くことが多いですが。

しかし中には、落ち着かずにそのまま病気が継続してしまう場合もありますので
放置せず、病院を受診することをおすすめします。

産後は心身ともにとても疲れやすい、その原因と改善策を教えます

産後の心と身体の変化

・妊娠中からの疲労の蓄積による疲労
・栄養不足によるパワー不足
・子宮が元に戻るために必要な休息期間
・慣れない育児による心的疲労

妊娠後期から身体に何らかの不調を抱えてた人も多いですよね。
その不調ですでにお母さんの身体は疲れてる状態にあるんです。

そこから出産を経験して、心身ともに疲労困憊状態。
更に加わる赤ちゃんのお世話。
体力も精神力もすり減っている状態なんですよ。

骨盤は歪み、筋力は落ちていて
慣れない赤ちゃんのお世話に神経をすり減らし

気が付いたら食事すらままならない
そんな状況になってるお母さんも多いはずですよね。

入院中は食事は時間になれば出てきますが
退院してからはそうは行きませんよね。

床上げといって、産後1か月は
無理をせず授乳以外のことはしない方がいいですよ。
と言われることが多いのも納得ですよね。

赤ちゃんを産んだお母さんの身体が
後陣痛・悪露などを経て子宮を元の大きさに戻すまでに
かかる期間はおよそ6~8週間かかると言われてるんですよ。

もし、帝王切開や高齢出産などの場合は
もう少し長く安静期間を設ける方がいいと思います。

肉体的な疲労だけじゃなく
心にも妊娠時からの疲労が蓄積されている
という事実も忘れないでくださいね。

産後風邪を引きやすくなったり
なんらかの体調不良を感じたお母さんは
90%以上とも言われています。

やっと会えたかわいい赤ちゃんですが
赤ちゃんの泣き声に
強いストレスを感じるお母さんも少なくありません。

これは、母性本能のせいで
我が子の泣き声は母親にとって不快なものであるように
とインプットされているからなんですね。

母性がないから子供の泣き声に不快感を覚えるわけではなく
母性があるから子供の泣き声に不快感を覚える。
ちょっと意外な事実でしょう?

生活ペースの変化による疲労

赤ちゃんが生まれることで
今までの生活ペースは劇的に変わりますよね。

洗濯に掃除に食事の準備、トイレに行く時間すら
自由にならないことが増えるでしょう。

寝る時間も満足に取れなくなるため
身体や心が常に緊張や強いストレス状態にあるので
ちょっと歩いただけでも息切れや動機を感じたり

立ちくらみや、目まい、吐き気などといった症状を
感じるお母さんも多いようですよ。
多くの場合は一過性の低血圧症状が原因ですよ。

また産後のホルモンバランスが崩れることで
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)や
産後うつになる可能性もあるので無理は厳禁ですよ。

産後うつの症状としては
動悸や目まい、過呼吸、強い不安感などを感じ
産後1か月以内に発症、2週間以上続くと産後うつの可能性があります。

甲状腺機能の異常としては
産後1~3か月は頻尿・体重の減少・動悸・暑がり
多くの汗をかく・イライラするといった症状が現れ

産後3~8か月頃からは逆の症状が現れ
寒がり・食欲不振・便秘・疲れやすい・浮腫み・息切れ・体重の増加
気持ちが沈みやすくなるといった症状が現れます。

心配な場合は、お医者さんに相談しましょう。

授乳による疲労

妊娠中、赤ちゃんに母乳をあげる時間は
幸せに満ちている時間のはずだ。

こう考えている妊婦さんは結構いるみたいです。
でも現実は違いますよ。

痛いマッサージを受け
吸い付かれる度、激痛と戦い
夏なら汗だくに、冬なら凍えながらの授乳。

それが1日に何回もやってくるんですよね。

母乳は当たり前ですがお母さんの身体で作られ
赤ちゃんに与えます。

お母さんの体内にある栄養を吸い取るわけですから
満足に食事が取れず
寝不足であるお母さんにとっては重労働です。

1日の授乳回数も多い人だと1日に15回以上になることもありますよね。
一説によると、1日の授乳で感じる疲労感はトータルすると
1時間休みなしで平泳ぎをし続けた状態と同じくらい疲れるんだとか。

そう考えてみると、疲労感が常に抜けなくなるのも納得ですね。

改善策

・食生活の見直し
・サプリや漢方の活用
・冷たい飲み物を取りすぎない
・小まめな睡眠や休息
・ヨガやストレッチで身体をほぐす

まず食生活を見直しましょう。
疲れやすくなっているという事は栄養が足りない・偏っていることが多くあります。

お手軽だからと菓子パンなどの糖を取りすぎると
疲労感が抜けなくなるというデータもありますよ。

バランスの良い食事がなかなか取れない方は
サプリや漢方などの補助製品を使用してもいいと思います。

それと飲み物にも気を遣うようにしてくださいね。
なるべく身体を冷やさないように
暖かい飲み物か常温の飲み物を飲むようにしましょう。

内臓が冷えると代謝が悪くなり疲れが取れにくくなってしまいますよ。

睡眠は1度に取ろうとせずに
細切れでもいいので目をつぶり横になりましょう。

夜の授乳もある方は何時間も続けて眠ることが難しくなりますので
添い乳や、添い寝をして身体を横にして休めましょう。

授乳中、猫背になったり
赤ちゃんを何度も抱っこすることで
背中や腰に疲労が蓄積されていることも多いでしょう。

ヨガやストレッチをして筋肉の緊張をほぐして
身体のメンテナンスをしてあげてくださいね。

寝つきが悪い場合も、ヨガなどのストレッチで
改善される場合が多々ありますよ。

授乳中の方は、授乳姿勢が前のめりにならないように
気を付けるだけでも楽になると思いますよ。

育児は体力勝負とよく言われます。
ほんとうにその通りで、お母さんは大変だと思います。

疲れを溜めないのはもちろんですが
疲れを溜めにくくする体への改善も大事ですからね。